今期GW、トクホのコーラが発売になって、バカ売れしたんだとか。
TVで流れる商品CMに、
かつて“あしたのジョー”に熱狂した若者達も
今や中性脂肪が気になる中高年になっちゃったんだな〜
という感慨もひとしお(笑)。
まずは、陣内病院の患者さんにはいわずもがなの基本の確認!ということで、
成分表示、みてみましょう。

当院CDEJ(管理栄養士)の大塚が、
「なんとアバウトなカロリー表示!」
「食事の時にコーラを飲むのっっ?!!」・・・と驚嘆しておりましたが(笑)
ジュースで飯が食えるかっっ!〜という世代には、
何の疑問も躊躇もなく、
ファストフードでコーラをセットドリンクとしてチョイスし、
居酒屋でコーラで乾杯する今時の若者事情って
なかなかに理解し難いのですが、
そういう部分の食の欧米化も着実に浸透していってしまっているようで。
大塚が患者さんから聞いた話によると、
「トクホのお茶類は通常商品よりも高いけど
このコーラは同じくらいの値段だからお得な気がする!
であればこっちを選ぶ。」
という意見があったそうです。

糖質ゼロ商品、ということで、
人工甘味料のオンパレードです。
となると、血糖への直接の影響はないものの、
だからといって、水やお茶のかわりにどんどん飲んでいいものではない、
・・・というのは、おわかりいただけますよね。
特定保健用食品の認可が得られている成分は、
難消化性デキストリン。
馬鈴薯デンプンをアミラーゼで加水分解していき、
残った消化できない成分を脱塩・脱色して作る水溶性の食物繊維です。
この480mlのペットボトル1本あたり5gが配合されているとのこと。
難消化性デキストリン配合の健康食品はこのコーラに限らずいずれも、
現時点で、おおよそ、この5gというのが
毎日摂取しても健康を損なわない量とされている模様であります。
しかしてこの5gという数値が食物繊維の摂取量として特別な数値か、
というと、そうではなく、
これ、いたって普通のお食事でも充分にとれる量でありまして、
無理に摂らなければいけない量ではありません。
例えば、陣内病院のある日の入院食

こちら1食でとれる食物繊維(約6g)と量としては同じくらい。
食物繊維の効用とされる
糖や脂肪の吸収遅延作用、整腸作用などは
巷間、よく知られているところでありますし、
我々としても摂取推奨!なわけでありますが、
と、同時に、血管合併症をさけながらも、
「糖尿病のある豊かな人生」を送っていただくことを目指す我々としては、
同じ食物繊維をとるのであれば、
恵み豊かな地産の旬のお野菜をつかった美味しい料理を
じっくり味わって食べる形で摂取していただきたい!!・・・と思うわけであります。

また、こうした野菜のお料理を献立に組合せますと、
ただ、飲み干してしまうだけの食物繊維と違って、
必然的にしっかり
咀嚼 して摂取することになります。
近年、よく噛んで食べることが、
満腹中枢を刺激して食欲を抑える効果をもたらすことや、
インスリンやインクレチン分泌の立ち上がりをスムーズにし、
食後過血糖を抑える効果をもたらすことなども
わかってきています。
トクホのコーラも、
血糖をあげないで楽しめる嗜好品の1つとして、
時々飲むことまでを禁じるものではありません。
ただし、飲むにあたっては、
しっかり成分表示を確認いただいて、
適量として表示されている量を大きく超えて取り続けることがないように
気をつけていただきたい。
健康のためによかれと思ってやっていることが、
結果として偏食につながり、
長い年月の後に身体を害してしまうことにならないように
気をつけていただきたいのです。
バランスよく多品目から栄養を摂取する、ということは、
健康維持や身体パフォーマンスを万全にするためであることはもちろん、
特定の食品に偏ることで生じる弊害を回避するリスクヘッジ〜危機管理でもあるのです。
そのためにも、ベースとなる毎日のお食事は、
健康を保てるお食事であるように留意いただきたいな、と。
というわけで、今春より、
入院病棟開設以降33年にわたって、
患者さんの健康回復のお手伝いをしてきた実績あり!の
陣内病院の
入院食のレシピ集、
館内で無料でお配りしております。

もちろん33年間、健康障害事例はただの1件たりともございません。
信頼の実績!!
(こう書くと、なんか、あやしげな商品広告のようですが(笑))
今後、春・夏・秋・冬で発行予定です。
毎日の食事の基本となる “おうちごはん” で
健康を保てる食事の目安をつかんでいただきまして、
健康食をベースとした生活習慣を実践いただき、
トータルでのバランスを意識しながら、
様々な食を楽しんでいただければ幸いです。
また、中性脂肪が高い方には、
この「トクホのコーラがバカ売れ」のニュースを伝える一般サイトに
外部関連記事としてトラックバックがかかっておりました、
当院の池田が書いた「中性脂肪が高い方の食事のポイント」の当院ブログ記事を
をご覧くださいませ。